「第六大陸」読了

いや、普段、読んだ本についていちいち感想書いてたらもたねーんで、日記に書かない方針だったんですが、一応。
・なんてーか、民間による月開発物語を小川一水が書いて、カバーイラストが幸村誠ですよコンチキショウ。狙いすぎ。
・桃園寺妙のヴィジュアルは、3巻くらいまでお預けですかね、ハヤカワだから(笑)。
・安易に宇宙人ネタ等に走らずに、「土木SF(元祖はたぶん谷甲州)」を極めて欲しいものです。
・メデューシンでもそうだったけど、なにぶんこっちは近未来という設定なんで、現在に対する作者の「未来はこう進んでもらいたい」という願望が露骨に出ていて、もちろん、作家はそういうものを内包して作品に臨むべきなんだけど、それが強すぎるのがちょっと危険な感じがする。作品としてうまく昇華されることを望みます。