19th DoGA CGAコンテスト逝ってきますた。

ちょっと今年は来場者が少なかったかな? せっかくなので、感想いきます。非常に個人的な、偏ったものであることをご承知ください(感想なんだから、あったりまえですけど)。あと、ネタバレ注意。

THE NAKED APE

モデリングや、モーフィングは、リアル系指向で結構いい。ネタ自体は、結構ショートフィルムでありがちだけど、短くまとめているので、それほど鼻につかない。

ツキ姉と僕

音声系(声優・録音・主題歌)が、すげえ豪華。お金をかければ、アマチュアでもこのレベルが使えるのか……。ストーリーはありがちだけど、今回のコンテストに関して言えば、しっかりストーリーがある、というだけでも好感触。絵はあまり好みでなかった。

LOST UTOPIA

よくわからない。細胞の美しさにインスパイアされた、環境CG? 男女を出してきて、何かテーマがあるように匂わせているけど、実は匂わせるためだけの演出なような。今回のコンテストって、美大系の卒業製作が多くて、この路線が多いんだよなあ。

カナコさんの話

SF的な設定として、記憶操作がキーになるとは思うんだけど、説明が全然ないし、フィルムがあったり矛盾してるし。ただ、おにゃのこのモデリングにかける情熱は、すごく伝わった。あと、モーションと間の取り方がタルい。一つ一つの挙動を大切にしすぎだと思う。

Re:set

よくわからない。ニート批判? 絵のテイストや、ボナンザブラザースっぽい動きは味があったけど。

スペースネコシアター

ギャグを全面に出してはいるものの、細切れでちょっとパンチが足りない気がした。「はいっ、わかりません」は、予想できたけど、テンポと声の感じで笑えた。

RED MIRAGE

よくわからない。押井タッチは非常に出ているが、それにしたってストーリーがさっぱりわからない。

Cherry age

最初のパラパラマンガは実写ですか。私もてっきりCGだと思ったよ。落書きが3Dになって動き出すってのは、かなりやられつくした感があるので、もちょっと独自色が欲しかったかも。

FullMoonParty

最初は、テンポいいなあと思っていたんだけど、途中からハイテンポなまんまで、そこが単調な印象。せっかく絵的に面白いネタが仕込まれていても、一瞬で流れてしまうので、もったいない。いい絵だと思う。

むきだしの光子

ギャグの極北って感じで、他にこの路線の作品がなかったので、笑えた。絵も、好みじゃないけどネタにマッチしていていい感じ。

HONEY CAM

よくわからない。それっぽいストーリーは匂わせているけど、現代美術と同じで、なんかストーリーのフリした言い訳のようにも思える。絵も、モノクロにこだわったみたいだけど、グローバルイルミネーションのテストレンダー画面っぽいので、そんなに感じるものはなかった。

放課後、エメラルド

よくわからない。おそらく本人の中にはそれなりにストーリーがあって、それを断片的に出して視聴者に想像させる手法のつもりなんだろうけど、断片的すぎて、想像不能。今回、よくわからないっていう感想ばっかりだな。

灰の街

空気感は、初心者部門とは思えないものがある。てか、あの焼却所って、火葬場じゃないよね……。

おはなしの花

雑談のビジュアル化という発想がいい。ネタの料理方法は単純すぎる気がするけど、絵的にもいい感じ。まあ、一発ネタなんで、時間が短めなのも好印象。

空想少女

よくわからない。うにゃうにゃした動きを楽しむためだけの絵作り?

放課後決闘クラブ

特に深いストーリーはなく、メカアクションと2Dキャラものをやりたいだけという理解でいいんでしょうか? 絵はきれい。

nakedyouth

この人、ホモっぽい空気の作品多いなあ。確かに映像賞ってことで絵はすごい。最後は「やらないか?」ってことですか?

49

よくわからない。なぜ49? 核絡みっぽい雰囲気はするんだけど……。

真実の口さん

先に女の子のモデルがあって、とりあえず話をでっち上げて見ましたという感じがすばらしい。時間も短いし。今回他の用事で、途中で抜けざるをえなかったので、会場審査特別賞がなんだったかわからないんですが、たぶんこれじゃないかな?

まあ、色々書きましたが、みなさん、一本の作品としてムービーを仕上げているという点だけでも、尊敬に値します。

わたくしめも、今年こそ、動画神社の霊験に期待したいところです。