税金はオモチャじゃねえ

民主「子供手当法案」固まる 一人に月2万6千円支給
http://www.asahi.com/politics/update/1003/TKY200710030343.html

 民主党参院選マニフェスト政権公約)の目玉の一つで、今国会への提出をめざす「子ども手当法案(仮称)」の概要が3日わかった。中学校修了までの子ども一人につき、国が月2万6000円を支給することが柱で、親の所得制限や国籍要件は設けない。財源として5兆8000億円が必要と試算した。

 3日の同党「次の内閣」で大筋で了承され、今月中旬までに法案化する。法案は「子どもの成長および発達」を目的としている。支給額は、子どもに食費や教育費などで月約2万5000円かかるという各種調査の試算をもとに設定した。

 現行の児童手当は、国と地方、事業主らが負担する。3歳未満は月1万円、小学校修了までは第2子までが月5000円、第3子から月1万円で、会社員世帯(親子4人)であれば年収860万円未満など所得制限もある。

民主党法案「子ども手当」、所得制限を撤廃
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071003AT3S0300A03102007.html

 民主党が今国会で参院に提出する「子ども手当法案」の骨格が3日、明らかになった。所得制限を設けず、中学卒業までの子ども1人あたり月額2万6000円を支給するのが柱。財源は約5兆8000億円を見込み、将来的には全額国庫負担とする。安定財源を確保するため、付則に所得税の扶養控除などの廃止を明記する。
 子ども手当民主党が先の参院選マニフェスト政権公約)に「三つの約束」として盛り込み、小沢一郎代表が今国会での法案提出を指示していた

んで、民主党マニフェスト
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2007/pdf/manifesto_2007.pdf
には、「国籍条項撤廃」「扶養控除廃止」は記載されてない(扶養控除は見直しとか小さく書いてあるけど)。

12. 月額2万6000円の「子ども手当」、出産時にさらに助成金

子育て支援をすすめる一環として、扶養控除や配偶者控除配偶者特別控除を見直し、行財政改革の断行により、子ども手当(児童手当)を
充実させます。子どもが育つための基礎的な費用(被服費、教育費など)を保障すべきとの観点から、中学校卒業までの子どもに、一人あたり月
額2万6000円を支給します。
また、出産時には、保険給付による現行の出産一時金(約35万円)に加え、国庫を財源として、出生児一人あたり20万円の助成金を給付し、ほ
ぼ自己負担なしで出産できるようにします。

これ、所得制限がない分、改悪じゃないの? 少子化対策って言っておけば、思考停止してくれるとでも思っているんだろうか。なんか一部では「トータルでは現行制度よりお得」なんてエントリーがあるけど、おトク分の税負担は、最終的に増税で賄われる&今まで手当てがつかなかった人に支給される分も、増税で賄われる、っていう視点が抜けている気がする。
つうか、この文章で一番大事なのは、「行財政改革の断行」の部分じゃねえの? 財布が空の状態(つうか大赤字)で、使う話ばっかりするな。

こないだは、農家の所得補償に1兆円とか言ってるし、財源どうするんだよ。つうか、所得再配分の金額を大きくすればするだけ、政府が腐っていくだけだと、なぜわからん。こいつらマジでいい加減にしろ。

痛いニュースにもあった。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1039282.html
うん、痛いものな。親の使い込み防止で、給食費等に回せという、至極まっとうな意見が出ている。まあ給食も、給食センターの腐敗を何とかしなきゃいけないわけだけど、給食費を払わないクソ親のために、真面目な人が損をしている状況は、まずいしね。